cripping
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RSS/クリッピングとカスケード
on
2005/09/05 by
, [RSSFeed]
アスペクトから先月末に出た新刊インターネットは「僕ら」を幸せにしたか?—情報化がもたらした「リスクヘッジ社会」の行方を読んでみた。内容は、刺激には欠けるが、まあ無難なものであり、この手の問題の入門本として安心してお勧めできる一冊である。Cass Sunstein のサイバーカスケード周りの話もきちんと押えているし。 今日はその上で SpeedFeed や Intra-Blog を読んだため、RSS Reader について考え込んでしまった。 考えてみれば私も最近は Firefox + Sage の組合せばかり使っているのだが、しかし RSS Reader は、というかフィードという方法によって記事単位で情報をクリッピングする行動様式は、サイバーカスケードを激化させる方向に働くのだろうか、それとも抑える方向に向けるのだろうか。 特定の分野の記事 (特に自分にとって短期的に役に立ちそうな記事) しか読まないという行動は、クラスタ化を進め、カスケードが起き易い状態を作り出す可能性がある。しかし同時に、クリッピングにより複数の新聞を読み比べられるというメリットもある。 考える上では、現状のクリッピングがどうなっているかという話と、将来 RSSフィードとクリッピングの組合せがどのように進化していくかという話を、それぞれ考えなければならない。あるいは、現状の分析から得た知見を、「あるべき情報クリッピングの将来像」としてフィードバックさせる、のかもしれないが。 もちろん「RSSフィード/クリッピングは価値中立的な技術であり、結局は使う人次第だ」という無難この上無い結論も用意されてはいるわけだが、それでは全く面白味が無いので、「RSSフィード/クリッピングという技術によってそれを使う人の行動がどのように誘導されていくか」という切口で考えるのが良いのではないかと思う次第だ。一つの考え方として ultraviolet の言う便利な技術は使う人を退化させるというものもあるわけだが。