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	<title>Rauru Blog</title>
	<link>http://wordpress.rauru-block.org</link>
	<description>Blog by Rauru Block Agents</description>
	<lastBuildDate>Wed, 23 Jul 2008 18:49:22 +0000</lastBuildDate>
	<docs>http://backend.userland.com/rss092</docs>
	<language>en</language>
	
	<item>
		<title>PlayCrafter</title>
		<description>自分でもゲーム作ってみてから書こうと思ったんだけど、疲労が激しくて、アカウント作ったところで力尽きたので、その程度の紹介ですが書きます。ブラウザ上の簡単操作でゲームを作って、それをサイト上で公開・共有できるサイト、PlayCrafter てのがオープンしたそおです。Read/WriteWeb で知ったのだった。
どんな操作でゲームを作るのかってデモビデオもあって、こんな感じ。



ゲーム自体はカジュアルゲームの部類で、そんなに凝ったものは作れない感じです。何種類かあるテンプレートを選んで、背景画像を選んで、パラメタをいくつか決めて、キャラクタとかを選んで配置するようなもの。まあ所詮ブラウザベースのゲームぢゃしね。
しかしこのサイト、凝ったゲームを作るというよりは、自作ゲームを媒介とする SNS としての位置づけが強いと見た。他のユーザが作ったゲームにコメントや Hollers (はてなスターや拍手みたいなもんだと思う) を付けられて、また他のユーザを Follow することができて、Follow してるユーザの新作ゲームが表示されたりとか、そういう SNS な機能がやたらと充実してます。つまり、いかにも Web 2.0 的ってことだな。
あと、My Revenue Sharing という謎のメニューもあります。どうも、自作ゲームがアクセスを集めれば、サイトの広告収入の一部がリベニューシェアとして支払われるらしい。日本にまで送金してくれるのかどうかは謎ですが。

昨日書いた プログラム言語が難しい という話も、こういうテンプレート込みのツールとしてなら解決策の一つになるのかもしれんね。 </description>
		<link>http://wordpress.rauru-block.org/index.php/1696</link>
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	<item>
		<title>椅子が無いならなぜ大工用具を使わないんでしょう</title>
		<description>マリーアントワネットがあれなら海原雄山でどうだ。「店主、椅子とはそもそも何なのだ?」

id:ululunでも使えるプログラム言語が欲しい

私にとってのプログラムの難しさというのは、椅子を作りたいのに、丸太と大工道具一式を渡されて、道具の説明を一通りされて「じゃあ後は頑張ってね」と言われる感じです。欲しいのは椅子なのに、道具の使い方とか使い分けとか覚えないとダメというのは結構苦痛です。

思ったんですが、椅子の形や仕様が最初から決まってて、その通りの椅子を作るだけだったら、簡単なんですよ。もちろん、色とか大きさとかはメニューの中からお選びいただけます。
一方プログラミングを楽しむ習性のある人って、自分の作りたいもののイメージ自体をプログラムしながら固めてくんじゃないかな。作ってくうちに、自分が作りたかったのは実は椅子じゃなくて梯子だったと判明したり。たいていのプログラミング言語は、そういう人のために作られてる。

プログラミングに縁の無い人って、「プログラム言語が難しい」からプログラミングができないと思ってますよね。確かにとっつき難いのは事実なんですが、でも真の難しさはそこじゃないと思う。プログラミングてのは、「こんなのが欲しい」の「こんなの」つう漠然としたイメージを、論理的に厳密な動作シーケンスに落とし込んでいく作業なんです。漠然としたイメージ思い浮かべてる間だったら考えなくて良かったことを、ちゃんと考えて一つ一つ決めてかなきゃいけない。ウォーターフォール型の開発では、最初に要求獲得して仕様書に落とします。最近の私みたいな趣味のプログラマだと、そんなん面倒なので、スパイラル開発と称してコード書きながらイメージを固めていきます。やー本当はテストコード先に書くべきだと思うんだけどさー。

ちょっと前に duke がこんな話を書いてたんですが、

コントロールフリーク (Rauru Blog)
実際のところ、コントロールフリーク的性格を持たない人が他人に仕事を依頼する際、依頼の時点では「自分が何を求めているか」もあまり明確ではないことが多々ある。そのような場合、欧米人であれば依頼内容についてのディスカッションを通じて、日本人であれば依頼された側が空気を読んで、何が求められているかを明確化する。いずれにせよ、依頼される側にもそれなりの対人関係スキルが必要となる。
ところが今日の機械はそのようなスキルを持っていない。明確な指示や操作が必要となり、それには過程や手段についての知識が前提となる。コントロールフリーク的性格を持たない人にとって、これは苦痛である。コントロールフリーク的性格を持たない人にとって望ましい機械とは、過程や手段について一切知識が無くても、ボタンを1個押しさえすれば、自分の意図を汲み取って万事良しなにやってくれるようなものである。

たぶん、多くの人が実際に必要としてるのはプログラム言語じゃないんだと思う。人力検索はてなで「こんなのが欲しいんだけどそれを実現してくれる何かを教えて」と聞くと、別のはてなーが「こんなの」を空気読んで適切に判断してくれて、出来合いのものの中から一番近いものを「どうぞ」って教えてあげて、それはアプリケーションかもしれないし何かのプラグインかもしれないけど、単一の目的だけ実現してくれるような何かで、それ入れて最低限(色とか)カスタマイズすれば動く。そんな仕組みとかコミュニティみたいなのとかが求められてるんだと思う。例えば WordPress が 問題ありまくりなコード にも関わらず大繁栄してるのも、導入し易い Theme や Plugin が無駄に大量に溢れてるコミュニティのお陰なんだろうと思っとります。 </description>
		<link>http://wordpress.rauru-block.org/index.php/1687</link>
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	<item>
		<title>WordPress のコードとしての問題</title>
		<description>今日はプログラミングのお話。この Rauru Blog で使っている WordPress とゆう Blog プラットフォームについては私も3年前に使い始めてから愛憎半ばするものがあるわけですが、先週末は WordPress について「確かに WordPress には問題が多いのを否定できんのう」と思う文章をいろいろ見かけたので(主にotsuneさん経由)、言及しておこう。



まず、WordPress が コボラライゼーション の実例になりかけていることの警鐘。

あまりに多い使われざる PHP の機能

僕は Ben が WordPress を使ってることを知った。というわけで、僕はダウンロードしてそのソースにざっと目を通してみたんだ。そしたらすぐに気がついたんだ。

PHP 5 は使われていない
関数名のプリフィックスで同じような関数がまとめられていて、クラスに隠蔽されていない
bound parameters が SQL 文で使われていない
Model, View, Controller の間の区別がそれほどない
XML の生成が print() や echo() 経由で行われていて、 PHP の XML クラスや関数を使っていない

これらの殆どが即座に警告を引き起こした。 SQL bound parameters がの欠落は SQL インジェクションへの防御が難しくなるって事だ。 MVC の欠落は XSS の可能性を増加させる。クラスを使わないって事は、 API ...</description>
		<link>http://wordpress.rauru-block.org/index.php/1686</link>
			</item>
	<item>
		<title>ミサイルの水増し</title>
		<description>昨日はイランが再びミサイル試射実験を行ったため、ドルが急落したりして大変だったようです。

このミサイル試射実験の写真をイラン軍当局がWWWサイトに掲載し、それをAFP通信社が世界中に配信しておりました。Finantial Times や BBC News, Yahoo! News その他がこぞってこの写真を掲載してた様子です。



ところがこの写真、New York Times がよくよく分析してみたところ、なんと Photoshop 加工によりミサイルの数が1基水増しされてた!!
同一写真内でコピー&#38;ペーストして、ミサイルを捏造していたよおです。黄色の枠でかこったところを赤の枠のところにコピーした模様。言われてみると煙の形までしっかり同じだな。



しかもそのニュースが伝わるか伝わらないかのうちに、イラン軍当局、WWWサイトの写真をしれっとミサイルの数が1基少ないバージョンに差し替えてしまいました。たぶんこっちが本物で、それを加工して1基捏造したんだな。そのため、AFP通信社も「これはディジタル修正された写真である」と認めて写真の配信を撤回した模様です。



イラン軍、やるな。合成の腕もなかなかたいしたものぢゃ。

しかしそんなに1基でも多く見せることにこだわりたかったんかのう… いや待てよ、一番手前のロンチャーって、ひょっとして不発? とするとまさか、不発でしたってバレると担当者が銃殺とかになるんで責任逃れで捏造した? </description>
		<link>http://wordpress.rauru-block.org/index.php/1685</link>
			</item>
	<item>
		<title>Diebold のポスター</title>
		<description>Tumblr ったけどあんまり reblog 数を稼げなかったネタを再利用する試み。

アメリカに Diebold っつう電子機器メーカーがあります。主に ATM とか作ってる。この子会社で Diebold Election Systems っつう会社があり、こっちは電子投票システムを専門に作ってました。日本の選挙って紙に書いて投票しますけど、アメリカではこの Diebold のタッチパネル式投票機を使って投票するのが流行りだったんですよ。てのもほら、2000年の大統領選挙で開票が大問題になったでそ。電子投票なら問題無いはずだと Diebold が売り込んで、2002年頃から全米各地で採用になった。

ところがその後この会社がスキャンダルまみれ。まずは2002年、この会社の副社長が、自分で書いた ATM のプログラムにバックドアを仕掛けていたことが判明し、訴えられます。

次は2003年、社長の Walden O'Dell が、この人はブッシュ大統領の熱烈な支持者だったんですが、共和党のお偉方に送った手紙の中で「オハイオ州がブッシュに投票することを保証する」と書いてしまったんですね。おそらく熱心に選挙応援するぜって意味だったんでしょうが、なんせ前の年にバックドア事件を起こしたばかり。たちまち「電子投票にもバックドアが仕掛けられてるんじゃないか?」と大騒ぎになりました。

そしたら、さすがにバックドアでは無かったんですが、本当にセキュリティホールが見つかってしまいます。悪意あるクラッカーが投票システムに侵入して票数を書き換えてしまう恐れがある。ちょうど2004年の大統領選の頃だったので、ますます大騒ぎになりました。Diebold がソフトウェアを秘密にしてセキュリティホールの詳細を明らかにしなかったのも火に油を注いだ。オープンソース陣営が「投票システムこそオープンソースにすべきだ」と声を大にし、その論争にレッシグまで参戦する始末。

他にも、「絶対当社製品の非を認めるな、例え本当にバグがあっても」と書いてある社内メモが流出したり、政府要人との汚職が噂されたり、まあほんとにもう何とかの総合商社って感じなのが Diebold なんですが、その会社がまだスキャンダルにまみれてなかったころに作ったポスターがこれです。スターリンが言ったとされる言葉「重要なのは誰が投票するかじゃない、だれが票を数えるかだ」を引いてきて、スターリンみたいに開票結果を人為的に操作するやつがいるといかんから正確無比な我が社の製品をお使いください、って意図のポスターです。しかしスキャンダルまみれの今となってしまっては…

他にも、チャーチルの「民主主義は最悪の政治形態だ、今まで人類に試されたあらゆる政治形態を除けばだが」を引いてきて「今や (Diebold のシステムのお陰で) 民主主義は新しく生まれ変わった!」と称するポスターとか、かなり楽しいポスターがてんこもり だったようです。スキャンダルが無ければ独創的な広告と言うことになっていたんぢゃろうが、むう、独創的なのも良し悪しぢゃのう… </description>
		<link>http://wordpress.rauru-block.org/index.php/1684</link>
			</item>
	<item>
		<title>ドライアイスと地球温暖化</title>
		<description>id:hasenka さんとこで 二酸化炭素排出削減でドライアイスはどうなる つう疑問を読んだので、まじめに答えてみる。

「そもそもドライアイスってどうやって作るんだろう? 原料の二酸化炭素はどこからくるの?」って疑問に思ったことは無いですか?

実はドライアイスって、石油精製や製鉄の際に出る二酸化炭素を回収して作るんですよ。だから既に一度リサイクル済みなんです。
我々がドライアイスの消費を控えると、ドライアイス製造元は生産調整することになります。でも石油や鉄鋼の生産量は変わらないので、ドライアイスになるはずだった二酸化炭素が余ります。現状では、余った二酸化炭素は大気中に放出されるだけ。
同じことは炭酸飲料にも言えます。コーラに入ってる炭酸も、石油精製や製鉄の際に出る二酸化炭素をリサイクルしてるんですよ。

もし、ドライアイスの消費量が激増して、「石油精製施設や製鉄所から出る二酸化炭素だけじゃ足りなくなった、石油を燃やして二酸化炭素を作らないと!」なんてことになったら、さすがにそれはヤバいです。つうか、そんなに使うなよ。
あるいは、何か素晴らしい技術革新のお陰で「石油精製施設や製鉄所から出る二酸化炭素が激減した!」てことになったら、それもやっぱヤバいです。でもそれがあったらCO2問題って解決してるよな。
まあ、今の枠組みの中でドライアイスの消費が多少増減するぐらいだったら、それ自体が大気中の二酸化炭素量に与えるインパクトはゼロと考えていいでしょう。ドライアイス製造時に冷やすための電力は使いますが、でもそれはドライアイス以外の冷媒を使っても同じことぢゃからのう。 </description>
		<link>http://wordpress.rauru-block.org/index.php/1683</link>
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	<item>
		<title>Influencer 広告</title>
		<description>slashdot.org で知ったのだが、Google が Network Node Ad Targeting と題する特許を2006年暮れに出願していたようだ。簡単に言うならば、人間関係を元に広告を打つ特許である。

Abstract は以下のように記されている。

A computer-implemented method for displaying advertisements to members of a network comprises identifying one or more communities of members, identifying one or more influencers in the one or more communities, and placing one or more advertisements at the profiles of one or ...</description>
		<link>http://wordpress.rauru-block.org/index.php/1682</link>
			</item>
	<item>
		<title>ログを紙で提出</title>
		<description>TechCrunch の GoogleはYouTubeデータを紙でViacomに渡すべきだ を読んだけど、これはダメでしょ
奇抜なアイデアだとは思うけど、実際には提出期限が切られてるわけだし、それまでに12テラバイト分を紙にプリントアウトして用意するのは、現実問題としてすごい困難
大量の紙資源を浪費し、Google に多大な負担を強いた上で、俺のプライバシーが Viacom の手に渡るのはやだやだやだ って駄々を捏ねてる、って風に見えるんだけど

この記事を書いた Erick Schonfeld って、これに限らず最近目に余るものが多いと思う
例えば ロングテール理論にケチをつけた にしても、Anita Elberse の論文 は Long Tail を否定してるわけじゃなくて、Chris Anderson の恐ろしくお気楽な Long Tail 礼賛に対して それほど楽観的なもんじゃない と戒めているもの
Long Tail 的なビジネスに乗り出そうとする小売業者に対するアドバイスまで書いてあって、TechCrunch より遥かに役に立つ内容なのに

ところで、ログを紙で提出するのがアメリカではこんな感じでジョークになるけど、日本では冗談じゃなく本当に紙で提出してる ってことをみんな知ってるのかな
警察がISPのIPアドレス割り当てログを提供させるときって、裁判所から差し押さえ令状を取って、って形になるんだけど、情報のような無形物を差し押さえるのは日本の法慣習的にめんどい(やってやれないことはないらしいけど)
だから、警察は予め ISP に「○月○日に差し押さえに行くから××に関連するとこだけをログから抜き出して紙に印刷して△△の場所に用意しといて」と依頼して、その日付と場所の書かれた差し押さえ礼状を持ってって、プリントアウトを差し押さえる、てのが多いパターン
それもどうなのかなあ </description>
		<link>http://wordpress.rauru-block.org/index.php/1681</link>
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	<item>
		<title>プログラミング言語の生誕地</title>
		<description>reddit で拾ってきたネタですが、メジャーなプログラミング言語が生まれた場所を Google Maps 上にプロットした地図だそおです。


大きな地図で見る

そうか、Ruby の生誕地って Shimane Prefecture だったなそう言えば。しかし知らない言語って結構いっぱいあるなー。
でもこの地図ってオチがあって、Perl も Python も Ruby も入ってるけど、PHP が入ってないんだよね… </description>
		<link>http://wordpress.rauru-block.org/index.php/1680</link>
			</item>
	<item>
		<title>性格を伝える profile の書き方</title>
		<description>slashdot.org で Do YouJustGetMe? Do I Even Get Myself? って記事が紹介されてるのを読んで知ったんだけど、SNS の自己紹介 profile でどれだけ自分の性格が相手に正しく伝わるかって研究が行われてたらしい
What Elements of an Online Social Networking Profile Predict Target-Rater Agreement in Personality Impressions?と題して、International Conference on Weblogs and Social Media (ICWSM 2008)発表されてる

この研究のためだけに、会員同士を知り合わせてお互いの profile から相手の性格を予想させる youjustgetme.com ってサイトを作って、あと Facebook でも同じ目的の app を作って、ネットユーザに使わせて、データをまとめたらしい
各ユーザの性格は Big Five personality traits ってテストで判定して、相手の性格を予想するのもその結果に合わせた予想を出させ、予想とテスト判定結果の一致度を比較する、っていう手法

この研究の結果わかったことは四つ挙げられてるんだけど

youjustgetme.com では、profileからの予想と実際の性格との一致度は相関係数にして0.29で、まあそこそこ高かった、つまり人々はそれなりによく相手の性格を予想できてた
Facebook はさらに一致度が高く、相関係数は0.41で、結構よく予想できてた
男性と女性を比較すると、女性の方が相手の性格をよく予想できてたし、また男性にとっても女性のprofileから性格を予想する方がよく予想できてた
相手の性格を知るのに役立つprofile項目と逆に足を引っ張る項目がはっきり分かれた




最初の二つはほとんど自明だからいいよね

三番目も、女性の方が相手の性格を見抜く直感に優れてるてのはよく言われる話で、これも妥当かな
Joe McCarthy ...</description>
		<link>http://wordpress.rauru-block.org/index.php/1679</link>
			</item>
	<item>
		<title>WikiTrust</title>
		<description> </description>
		<link>http://wordpress.rauru-block.org/index.php/1678</link>
			</item>
	<item>
		<title>最近の WordPress plugin</title>
		<description>久々に WordPress の plugin をいくつか試してみました。

Exploit Scanner
WordPress にあやしそうなコードがアップロードされていないか、MySQL データベースおよび plugin その他のファイルから検索してくれる plugin です。
でも単純な文字列比較で検索してるので、Exploit Scanner 自身が引っかかるというちょっとお間抜けな面もある。後述する TipJoy plugin と、あと Britannica Widget とかが、iframe を使ってるので引っかかりました。iframe とか eval とか shell_exec とか使ってるのは全部あやしいと見なすみたいね。

Seesmic plugin
WebCam とかを使ってその場でコメントを動画で撮影して投稿するっつう plugin です。動画コメントする人は自分で Seesmic のアカウント持ってないといかんのですが、Seesmic のあの flash インタフェースがそのまま使えるので便利。TechCrunch英語版 もこの plugin 使ってるんだよね。

Microkid's Related Posts plugin
関連する記事を表示するのに今は WP 2.3 Related Posts plugin 使ってるんですが、これは tag の一致度を使って関連発言を引っ張ってきます。これに対して Microkid ...</description>
		<link>http://wordpress.rauru-block.org/index.php/1677</link>
			</item>
	<item>
		<title>胃癌を防ぐウィルス</title>
		<description>成人T細胞白血病の原因となるHTLV-1が、一方では胃癌を防いでいるかもしれない、という研究成果を、日本人医師チームが The Journal of Infectious Diseases 誌 で発表したそうです。今週初めの New Scientist で Leukaemia virus may protect against stomach cancer として紹介されています。

HTLV-1 は、日本国内で100万人以上が感染していると言われるウィルスです。西日本、特に九州に感染者が多いことで知られています。たいていは幼児期に母親からの母乳を通じて感染します。ほとんどの人は感染しても発病することなく一生を終えるのですが、数%の確率で成人T細胞白血病を発病します。不幸にして発病してしまうと、生存率はあまり高くありません。免疫力が低下するため、AIDS のように日和見感染で死亡することが多いのです。
長崎の五島列島は特に HTLV-1 の感染者が多く、住民の15%が感染しているそうです。ここの上五島病院で内科医を勤める松本吏弘医師が、この地域では逆に胃癌の患者が少ない、ということに気付き、HTLV-1 感染者と非感染者の胃癌発生率を比較してみました。その結果、ピロリ菌に感染しているという条件での比較だと、HTLV-1 感染者では胃癌の発生率が約1/3になっている、ということがわかったそうです。
調査は、まず1989年から1992年にかけて5,686人の患者から唾液サンプルを採取して HTLV-1 に感染しているかどうかを抗体検査しました。その結果497人の抗体陽性の人が見つかりました。この497人をその後10年に渡って追跡調査し、条件を統制した抗体陰性の人497人と胃癌になったかどうかを比較する、という手法で行われたそうです。

New Scientist 誌では、ウィルスが病気を抑制している作用として初めて発見されたケース、として紹介しています。メカニズムはまだ全く不明ですが、ピロリ菌による胃癌の発症を HTLV-1 が抑止しているのはこの報告を読む限りかなりの確度で確かだと思われます。
ここから先はかなりワイルドな想像になりますが、ピロリ菌感染者の多い日本で HTLV-1 感染者が多く見られるというのは、胃癌を防止することによるメリットがあったために HTLV-1 感染者への淘汰圧があまり大きくなかったため、という考え方はできます。
もちろん、今では医療技術の進歩によって、ピロリ菌は除菌できるし、胃癌になっても早期に発見できれば十分治療可能となっています。それに比べると成人T細胞白血病は極めて治療が難しい病気です。昔は胃癌も白血病も同様に不治の病だったのでしょうが、今となっては全く割に合わないバランスになっていると言えます。母親が HTLV-1 に感染している場合は母乳を控えるといった感染防止策は今後も引き続き進めるべきでしょう。

しかし、このように、ある病気の原因が他の病気を防止している、というのは良くある話です。鎌状赤血球症の遺伝子がマラリアへの抵抗力を高めているのは有名ですね。最近では、肥満がマラリアへの抵抗力を高める という報告もあります。
病気と言うのは、我々が考えるより遥かに複雑な、人類と微生物、環境の共進化の結果です。この辺りについては、病気はなぜ、あるのか という本が面白い問題提起をしています。一つの病気を治すことは、人間-微生物-環境という一つの生態系に影響を与えることであり、他の問題を引き起こす可能性が十分にあります。胃癌だったらまだ影響が少ないのですが、この分野は今後とも研究が進められるべきでしょう。 </description>
		<link>http://wordpress.rauru-block.org/index.php/1676</link>
			</item>
	<item>
		<title>クリエイターが多過ぎる</title>
		<description>雑種路線でいこうの コンテンツ制作者は是非ともクーデターを を読んで、全くもって正しいと思った。だけどそっから「だから著作権保護強化はダメ」という結論だけ出して終わりなのはもったいない気がするので、もうちょっと考えてみる。

コンテンツ制作者は是非ともクーデターを (雑種路線でいこう)

クリエイターの給与が低いのは、給与が低くても人材供給が途絶えないからであって、クリエイターから搾取する立場にある業界のトップが、権利保護を強化すればクリエイターの給与水準が上がるなんて与太を大っぴらに語るのは如何なものか。

確かに搾取ではあるけど、別の見方をすれば、クリエイターの供給が過多になったせいで市場原理により値崩れが起きてる、てことだよね。権利保護強化で解決できるわけがないのは当然だけど、他の手段をもってしても原理的に解決不可能な気がする。普通の商品だったら値崩れがおきれば参入したがる人が減るので需給が均衡するけど、クリエイターについては創作欲とか 自分の作品を見てもらいたい欲 とかが人間の根源的なところにやっぱりあって、それによって過剰な供給が続くので、均衡点がとても低いところに来てしまう。昔はいろいろ参入障壁があったけど、技術の進歩でどんどん障壁が無くなってきてるからなあ。mara なんぞは、クリエイターが儲かるようなビジネスモデルはもはや不可能で、逆に「自称クリエイターから金をもらって作品を見て批評してちやほやしてあげるサービス」の方をビジネス化すべきじゃないか、とまで言ってるんだけど、まあ確かにそうかもしれん。

池田信夫氏が先日 イノベーションとは発明を製品に結びつける過程であり、発明は自由財だが、イノベーションは稀少だ て話を書いてたんだけど、コンテンツもそうなのかもしれんとかふと思った。コンテンツとは発明のようなもので、コンテンツ自体が金を生むわけじゃなくて、コンテンツからどうやって金を儲けるかという過程としてのイノベーションが重要なんじゃないか、と。コンテンツは自由財だけど、イノベーションは稀少、とかそういう。クリエイターは多過ぎるけど、イノベータは滅多にいない。

Google の AdSense モデルってのは一つの画期的なイノベーションだったと思う。まあでもこれはこれでいろいろ問題もある。その後のイノベーションが最近ちょっと停滞気味だなあ。まあAdSense始まってまだ4年しか経ってないんだけどさ。それでもやっぱ、なんか考えんといかんぢゃろ。JASRAC がイノベーションの対極に位置してるのは明らかだけど、じゃあ他の誰がイノベーション起こせるんだって話になるわいな。真面目な話、広告以外のイノベーションって何かないんかいな。 </description>
		<link>http://wordpress.rauru-block.org/index.php/1675</link>
			</item>
	<item>
		<title>ニセ科学を信じる脳の部位</title>
		<description>人間の脳の活動をfMRIで調べることによって、人間の脳が疑似科学・ニセ科学の類を信じる際に活性化する部位が特定された模様です。

イギリスの North Malden 大の研究チームが Brain Function Lateralization 誌に発表したところによれば、学生が科学的に正しい論文を論理的に正しく理解する際と、心理的に騙されやすいニセ科学の主張に騙される際では、脳内で活性化する部位に大きな違いが見られたとのことです。
その発表によると、論文を論理的に正しく理解する際には右脳の前方にある部位で強い活動が見られるのに対し、ニセ科学に騙されるときにはもっと後方の部分が活性化するのだそうです。右の図のような形で説明されています。
また、ニセ科学に騙される際には、右脳だけでなく左脳にも活動のピークが現れるとのことです。これに対して正しい理解の際には。ほとんどの活動が左脳で行われているらしい。右脳を主に使う人の方が騙され易い、との考察も合わせて記されています。文系・芸術系よりの人ほど騙され易い、ということになりますかね。

この研究は、なぜ人がニセ科学に騙されてしまうのかの心理メカニズムの解明に役立ち、将来的には騙されるのを防止する方法を開発することにもつながる重要な成果かと思います。



なわけがないだろがっ!!

すんません。全部嘘です。わたくし ultraviolet の捏造です。Brain Function Lateralization なんてゆう学術誌や North Malden 大なんて大学は存在しません。部位を示した図面も、Wikipedia の 脳機能局在論 の項に出てくるブローカ野・ウェルニッケ野の図を私が改竄したものです。
しかし私はその捏造の責任を棚に上げて、「こんなのに騙される方が悪い」と強弁するのであった。その Wikipedia のページを見ればわかるんですが、右脳・左脳で機能が違うとか巷でよく「脳科学」と称して語られてることって、本当はかなり怪しいんですよ。引用しますね。

脳機能局在論 (Wikipedia日本語版)

脳機能局在論でよくある非科学的俗説として右脳・左脳論がある。これは左側が言語や論理的思考の中枢であり、右側が映像・音声的イメージや芸術的創造性を担うとし、例えば理屈っぽい人物は左脳優位、芸術肌の人物は右脳優位だとする説であるが、単純かつステレオタイプな解釈であり、そのほとんどは科学的な知見からかけ離れた通俗心理学に類するものであると批判されることが多い。
大多数の研究者が特定の精神機能の中枢とみなしている領野は今のところ、末梢との神経接続が解剖的に調べられている初期知覚領野・運動野を除けば言語野しかなく、これは脳の損傷と失語症の間に因果関係があるためである。絵画を描くための中枢や音楽を処理する中枢は今のところ確認されていない。
前述の通り、言語など高次機能との関連においても左右の活動に差があることも示されてはいるものの、fMRIなどによる脳活動の測定はあくまで相対的な活動の増大を示すものであり、その部位がその精神活動を行う中枢であるとか、その部位がその精神活動を専門に処理しているといった根拠にはならない。また芸術などを対象とした脳機能イメージングでは右半球にも活動のピークがあるといった程度であり、多くの研究では左半球にも活動の増大が認められる。

言語中枢として知られるブローカ野やウェルニッケ野にはかなり研究が進んでるんですが、それは「怪我によってこの部位を損傷した人に失語症や失読症が出る」という決定的な証拠を元に研究が進んでるためです。今月初めにはBBCが脳の中で皮肉を司る部位が特定されたと報じましたが、これも脳に損傷を負った人を対象とした研究で判明したものでした。
それに比べると、fMRI画像を見ただけで 日本人は母音や虫の鳴き声を聞くときに左脳が活性化する なんて言うのは信憑性が極めて薄い。実際には、音を聞かせた際の脳活動は、左右半球の両方とも反応があります。それを、fMRI や SQUID で見て強く反応してると見える方を取り出して「左脳で聞く」などと称してるわけです。左脳が怪我で全損したら母音だけ認識できなくなった、とかいう症例が出ればまだ信憑性も湧くけどな。あの 角田忠信の研究でさえ、脳外科手術を受ける前の患者にアミタールを注入して脳の半分を不活性化させた状態で知覚がどうなるかを実験したんすよ。まあ角田論文の主張を確かめられる追試が出てこなかったてのもそういう難しい条件の実験だったからかもしらん。同じ患者での再実験すらできないもんね。そんなわけで、角田の右脳左脳説は信憑性無しと受け止められてるわけですが。もちろんfMRIの知見は今後脳の機能を解明していく上で重要な手がかりにはなるんですけど、今の時点ではっきり言えることはまだまだ少ない。
だいたい今時「脳」を前面に押し出して話をするような輩は、例えば茂木健一郎も養老孟司も川島隆太も、まずは眉に唾をつけてかかるべきと私は思うちょります。この三人にはどうにも科学者としての良心、つまり「わかっていないことを率直にわかっていないと言う素直さ」が決定的に欠けている、と私には見えます。養老孟司が受けてる理由って、何でもスパスパ言い切るあの歯切れの良さでしょ。それってニセ科学が信じられてしまう理由と全く一緒ぢゃん。ぶーぶー。

しかし何ですな、今回私がこのウソ記事を書くきっかけになったのは、はてな日記 に書いた通り、内田樹氏が マンガ脳 つう記事を書いてた件です。前提としてる角野論文が極めて怪しいので記事全体もどうよって感じではあるんですが、しかし「インスピレーションを刺激される」記事だというのは私も認めざるを得ない。科学的信憑性を抜きにして考えれば、率直に言って面白いわこれ。角野論文や養老唯脳論みたいに学術的に根拠の無い話が世間で信じられてしまうのは、この「インスピレーションを刺激してくれる」からなんでしょうね。
人間にはやぱし想像力の翼を自由に広げたいという欲求がある。自然科学の良心はそれに待ったをかける。何故かと言うと、想像力が暴走すると根拠の無いことでも信じてろくでもないことになってしまうからです。でもそうやって待ったをかけるのは、やっぱり人間の本性に反するんかなあ。うーむ。

Postedit on 2008/06/29
おお、id:kaz_ataka さんが 脳科学、大脳生理学とニューロサイエンス という素晴らしい記事を書いてるので、みんな読もう。引用中太字強調はわたくし ultraviolet が行っております。


脳科学、大脳生理学とニューロサイエンス (ニューロサイエンスとマーケティングの間 - Being between Neuroscience and Marketing)

現在は真ん中の分子細胞生物学的な手法を中心に多少生理学、あるいは行動的なフレーバーを付け足す程度の研究者が大半であるが（分子生物学、あるいは心理学から流れてきた人が多いことと、生理学を行うための手法と数学を学ぶことが困難なために自然とこうなる）、上のような誤解があるため、どうも生理学的アプローチぎりぎりぐらいのところ、例えば研究されている割には結構きわ物のfMRI、PETなどの辺りを中心に想定されているようだ。この原因の一つには、日本には未だに完全な1セットを持つニューロサイエンス系の大学院教育がないこと、したがって解剖学、生理学の基礎を含めた体系的なトレーニングを受けた人がほとんどいないこともあるだろう。ちなみに上述の伊藤先生や森憲作先生などの日本を代表するニューロサイエンティストたちはほぼ欧米のトップサイエンティストから直接の教育を受けている。

なお、fMRIはfunctional MRIの略で、脳の活動部位を原子や分子の持つ核磁気による信号の差異で見る手法である。PETは原理は全く異なるが、同様に活動部位を見るために使われる手法である。活性化していると思われる部位に赤などを付けた、画処理をかけた結果ばかりを我々は見ることが多いので、誤解があるのだが、実際には活動による信号の差は通常せいぜい1％、あるいは0.5％程度でこれが生理学的に有意なのか、またその信号の差は何を意味しているのか、という議論は10年ほど前の勃興期以来、何度ともなく起こっている。また実際には千分の一秒単位の我々の神経活動に対し、～10秒程度と時間的な解像度が1000倍以上低い結果であるのも（しょうがないことではあるが）課題。つまりレコーディングの結果は、長い間の活動の平均値でしかない。 </description>
		<link>http://wordpress.rauru-block.org/index.php/1674</link>
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		<title>Google Trends と猥褻さ</title>
		<description>猥褻かそうでないかの線引きはどこの国でも難しいもの
ポルノが解禁されてることになってるアメリカでも、実際にはいろいろ規制があって、その場合は地域コミュニティの尺度で猥褻かどうかが決まる

そんな中、猥褻かどうかを Google のデータで決めよう、って言い出す人が現れた
New York Times が What's Obscene? Google Could Have an Answer って記事で伝えてるところによると、フロリダで猥褻だと訴えられたアダルトサイトの管理人が、Google Trends の検索語句データ を法廷に提出し、ペンサコーラ市の住人は apple pie とか watermelon とかで検索するより orgy とかのキーワードでたくさん検索してる、だから orgy とかも地域コミュニティに受け入れられてる語だと考えるべき、と言って陪審員を説得しようとしてるらしい

この説得が成功するかどうかはわからないと NYT も書いてる
Internet の検索では自分の顔が割れないからポルノ関連が際立って多いってのは昔から言われてるし
まず判事が証拠として採用するのを棄却する可能性も高い
ちなみに検索語句としては Nintendo とか surfing とかの方が orgy より多いみたい

なんだけど、NYT がこんな話を載せたのは、Google が集めて公開してるネット上の行動データが、裁判初めとするいろんなところで法的に legitimate なパワーを持ってくるかも、って見方を伝えるためっぽい
これがプライバシーの侵害につながるかも、って見方をとる弁護士の声も紹介されて
る

こういう戦術が使われるのは、陪審員へのアピールが判決を左右するアメリカならでは、って気もするけど、日本でも裁判員制度が本格的にスタートしたらそういう戦術も使われるようになるのかな

ところでこの Google Trends のデータ、グラフにスパイクが立ってる理由も気になる
毎年11月に apple pie のスパイクが立ってるのはたぶん Thanksgiving だよね
2004年5月と2006年10月に orgy のスパイクが立ってるのはなんでなんだろう
あと2004年はほとんどゼロに近かったのに2005年から急に orgy ...</description>
		<link>http://wordpress.rauru-block.org/index.php/1673</link>
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		<title>難しいCaptcha</title>
		<description>割とお馬鹿系のネタなので はてな日記 の方に書こうかと思ったんだけど、Kubrick 使ってると画像の横幅制限がきついんで、こっちに。
reddit で拾った話なんですが、とある画像配布系サイトでこういう Captcha がかけられたんだそうな。ある問題を解かなきゃいけないんですが、以下はそのキャプチャ画面(駄洒落)。



この正12面体の展開図を組み立てたら表面がどういう図柄になるか考え、それに当てはまらないものを答えなきゃいけないらしい。しかも「残り29秒」て…

とは言っても、これは spam/robot 避けの captcha と言うよりは、「有料会員になれば captcha 無しでダウンロードできますよ」っつうそういう話らしい。ユーザをいらいらさせて「有料会員になってやる」と思わせる方が勝ちなんだな。ランダムに答えても1/6の確率で正解してしまうけど、その方がいいという判断なのかもしらん。
このサイトがどのような種類の画像を配布しているのかは reddit に記述がありませんでしたが、まあ想像できるな。 </description>
		<link>http://wordpress.rauru-block.org/index.php/1671</link>
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		<title>なぜ夏至より8月の方が暑いのか</title>
		<description>または、「なぜ1日の最高気温は正午じゃなくて14時頃になるのか」という話を、自然科学の立場から解説してみよう。

梅雨さえ考えなければ1年で一番日射量が多いのは夏至の頃で、1日で一番なのは正午です。でも1年のうち一番暑いのも、1日のうち一番暑いのも、夏至/正午から遅れます。これは何故か。つうのが今日のテーマ。
私が子供の頃は「暖まるのに時間がかかるから」と教わりました。なんか納得できるようなできないような、変な感じではありました。確かに間違ってはいないんだけど、まあこれだけで納得できる人は少ないと思います。



高校で数IIIをやったことのある人だと、次のような説明で直感的には納得してもらえるんじゃないかと思います。sinθを積分すると-cosθになって位相がπ/2だけ遅れるでしょ。あんな感じ。日射量てのは熱が降り注いでくる変化量みたいなもんで、それを積分すると温度になるようなまあなんかそんな感じなんですよ。日射量の変化はsinθ形をしてるので、積分すると遅れる。遅れが4分の1周期より短いのは、放熱という形での漏れがあるから。電気のフェイザー表示を使うともっとわかり易いんだが。

こっからは、積分とかいう難しい言葉を使わずに、もっと丁寧に説明してみませう。鍋をガスコンロにかけたところを考えてみてください。下からはガスコンロで加熱されます。一方熱い鍋からは湯気が立ち上って熱が逃げて行きます。この二つが釣り合ってると、鍋の温度は一定のままです。コンロの火力を上げると、加熱の方が勝つので、逃げてく熱より溜まる熱の方が多くなって、鍋の温度が上がります。
地球の気温もこれと似たような形になります。超大規模な鍋なんですね。太陽からは日光という形で熱が降り注いできます。ガスコンロみたいなもんだと思ってください。一方放熱という形で宇宙に逃げていく熱もあります。
一日の中の正午とか、一年の中の夏至とかは、この日光コンロの加熱出力が最大の状態だと考えてください。どんどん熱が溜まっていく状態なわけですね。ところが、正午を過ぎても、あるいは夏至を過ぎても、日光コンロによる加熱量は徐々に下がり始めますが、まだ放熱量よりは多いままです。加熱量が放熱量より多い間は、温度は上がり続けるんです。そして、1日の中だと14時頃、1年の間だと8月頃、ようやく加熱量と放熱量が同じぐらいになります。そうすると温度が上がるのは止まり、下がり始めることになります。加熱量が放熱量とバランスするまでの間の分だけ、最高気温到達が遅れると言うか、暑くなり続けるわけです。
ちなみに、日光コンロの出力は夜の間はずっとゼロです。夜だから当然だよな。昼の間の日光コンロの出力はだいたいsinθで近似できるんですが、夜の間はゼロのまま。なので夜の間はずっと放熱量が加熱量を上回り続けるので、夜の間はずっと温度が下がり続けます。夜明け前が一番寒いというのはそういうわけです。

ただしまあ、一日の気温は割とこんな風に単純に表せるんですが、一年の気温だとこれに加えていろんな気団の動き(オホーツク海気団が南下してくるとかうんたら)も絡んでくるんで、もっと複雑になります。梅雨とかもあるしな。
蛇足ですが、以上の定性的説明を定量的にもわかりやすくするために気温の理論値を示したグラフがあると良いだろとか思って、「加熱量はsinθに比例、放熱量は気温の絶対温度に比例」という近似条件で Excel にグラフ書かせてみたんですが、どうパラメタをいじってみても全然14時頃にピークが来ないので、困った挙句にやめました。絶対温度に比例っつう近似条件が間違っとるんだと思うけど、どう近似すればいいのかわがらねえ。誰か綺麗なグラフ描けたら教えて。 </description>
		<link>http://wordpress.rauru-block.org/index.php/1670</link>
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		<title>作るのが好きな人</title>
		<description>fuuri さんとこの 作ることは、目的じゃなくて手段でしょ？を読んで思ったことをつらつらと。結論だけ書くと「両方とも必要でしょ」でおしまいなんじゃないかと思うけど、ちょっと考えたこともあったので、いろいろ書いてみる。

まず、fuuri さんが誤解しているっぽい点が一つあるんでそれについて。本当に「作るのが好き」な人ってのは「自分の作品を世に出すこと」になぞ興味無いんですよ。これ本当。自分にとって納得の行く物が作れればそれで満足なんです。製作してできた物が好きと言うより、製作行為自体の方が好きなのね。それが 頑固職人 と呼ばれる人たちなのぢゃよ。コントロールフリークの話 とも絡む。なので、腕の悪い頑固職人はえんえん車輪を再発明し続けてたり。再発明するのって楽しいしねやっぱ。
だから頑固職人の場合、「作りたいもの」と「クライアントの要望」って、fuuriさんが危惧してる程はコンフリクトしません。製作過程に拘る頑固職人と、結果に拘るクライアントでは、レイヤが違うかんね。結果を出しつつ納得できる製作過程に、と発想するのが頑固職人ぢゃよ。

とは言っても、アーティスト系のデザイナー、つまり「自分の作品を世に出すこと」にこだわる人がいることも事実ではあります。私に言わせれば、ふっ、そんなやつは「作るのが好き」な人じゃないね。まあいろいろ困りものではあります。

それで、本当に一つの想いしかない人なんてそうそういないので、たいていは「作るのが好き」「クライアントの役に立てるのが好き」「自分の作品を世に出すのが好き」という想いが並存してるもんだと思います。少なくとも最初の二つは揃ってないと、ビジネスとして成功する職人にはなかなかなれない。fuuri さんだって Web ページ作るのが嫌いってわけじゃないでしょう。好きな想いもいくらかはあるはず。
ただ、どっちの想いが強いか、ってのはあります。fuuri さんの場合は「役に立ちたい」という想いが他の二つの想いを圧倒してる。住さんの場合は、たぶん「作るのが好き」なんじゃないかと思うけど(「プレイするのが好き」という言い方はまさに成果物よりも製作過程に拘る頑固職人を連想させる)、ひょっとしたら「自分の作品を世に出すのが好き」なのかもしれん。

と言う話をすると「極端は良くないから中庸の最適点を探さないと」って話になりがちなんですけど、私の見方はちょっと違って、作るの好き寄りの人と役に立つの好き寄りの人をチームとして組み合わせることで最強になる(可能性を秘めている) と思ってます。やっぱそれぞれ一長一短があるんですよ。クライアントのやりたいことをくみ上げるには役に立つの大好きな人が向いてるし、一方作るの好きな人は自分の製作過程にディシプリンを課すのでコードの品質が上がる(これはクライアントがセキュリティに無知な場合などで大きく効いてきます)。自分の作品を世に出すことにこだわる人は、まあ、いなくていいか…
ただ、この異なる志向の人たちをチームとして組ませて齟齬無く動かすにはまあいろいろ努力が必要です。マネジメントぢゃよね。すげー困ったことに、作るの好きな人って、マネジメントに興味を示さないことが多いんですよ。往々にして役に立つの好きな人の方に大きな負担がかかってくる。でも、もしうまくできれば、両者の相克を良い方向に発揮させられますよ。時々、頑固職人をうまく動かすのが天才的に上手い人っていますよね。Steve Jobs とか。Google のマネジメントなんかもその辺に秘密があるんじゃないかと睨んでるんだけど、コツがあれば見習いたい。

Postedit
住さんが fuuri さんへの返信で 手を動かすのが好きだ つうエントリを書いてます。これを読む限り、やはり住さんは(アーティスト系でなく)作るの好きタイプですな。fuuri さんと組んで仕事すると、お互いを補い合って良い感じに行くんぢゃなかろおか。まあマネジメントは課題なんだが… </description>
		<link>http://wordpress.rauru-block.org/index.php/1669</link>
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		<title>リン資源のリサイクル</title>
		<description>ultraviolet がはてな日記で リン鉱石の話 を書いていました。元の ダイヤモンドの記事 には多少事実関係についてあやしい部分もあり、今回の中国産リン鉱石の100%の特別輸出関税は資源ナショナリズムと言うより 四川省震災のため と見た方が正確かと思います。しかし、日本の農業がリン鉱石の輸入に頼っているという点は事実で、今までのようにリン資源を無駄遣いし続けるのが問題なのも確かです。
そこで今回は、リン資源のリサイクルについて、リンの元素循環という観点から記事を書いてみます。



炭素循環という言葉は聞いたことのある人が多いでしょう。炭素は生物が生きていくために必要不可欠な元素ですが、大気中の二酸化炭素→植物の光合成により有機物として固定→動物がそれを食べる→呼吸により二酸化炭素として大気中に排出、といった形で循環しています。
これと似たものとして窒素循環という話もあります。窒素も生物が生きていくために必要不可欠な元素ですが、大気中の窒素→窒素固定細菌により有機物として固定→植物がそれを栄養に育つ→動物がそれを食べる→糞や死体が分解されて窒素として大気中に排出、という形で循環しています。

リンにも似たような循環があります。ただし炭素や窒素が大気を介して循環するのに対し、リンは気体にならないためそういうわけに行きません。どうしても流れが一方向になりがちなのです。
陸地の土壌に含まれているリン分→植物に肥料として吸収される→動物が食べる→糞や死体を微生物が分解する、というところまでは同じなのですが、分解されたリンは大気中に放出されず、水に溶けて海に流れていってしまいます。リン単体ではそこでどん詰まりとなるため、放っておくとリンはどんどん海に流れて行く一方。土壌はやせ細ってしまいます。
これがどう解決されているかと言うと、実は鮭や海鳥など意外な動物を介してリンが循環しているのです。例えば、海中のプランクトンを食べて育った鮭の体内にはリンが豊富に蓄えられています。この鮭が川を遡り、川の上流で卵を産み、そこで死にます。この鮭を、付近に住んでいる熊が捕まえて食べたりします。鮭の死体や熊の糞がリン分たっぷりの良質の肥料になる、という仕組みです。海からリンを回収して山の上まで引き上げるコンベアとして鮭が働いているわけです。大自然とはうまくできていますね。
海鳥も似たようなコンベアとして働きます。海の魚を食べた海鳥が陸地で糞をすると、その糞がリンを豊富に含んだ肥料となります。あまりに大量の糞が一箇所に積み重なると、それが石化して、グアノと呼ばれるリン鉱石になります。今回問題になっているリン鉱石も、そうやって作られたものです。

さて、18世紀の産業革命の頃から世界各地で農業が盛んになり、自然に循環するリン分では足りなくなりました。20世紀からは環境破壊により鮭や海鳥といったリンの循環を担う生物も生息数を減らすことになります。これを補うために、リン鉱石を掘って合成肥料として使う農業が一般化しました。現在の世界の農業生産は、リン鉱石によって支えられています。
このやり方は、過去数百万年に渡って海鳥が少しずつ蓄えたリン分を、ものすごいスピードで消費する、ということでもあります。実際リン鉱石は枯渇しつつあります。例えば南太平洋にあるナウルという国は、20世紀中盤はリン鉱石の輸出で栄えましたが、20世紀後半にリン鉱石が枯渇し、経済的な困窮に見舞われています。今のペースで消費が伸び続けた場合、地球に存在しているリン鉱石は100年程度で全て枯渇するだろう、との予測もあります。
また肥料としてのリンの大量消費は、河川・湖沼・海に流れ込むリン分を局地的に増加させ、富栄養化の問題を生んでいます。自然のコンベアにより回収される能力を上回ってリンが流れ込むと、そういう問題が避けられません。

もし今日の農業生産を維持したいのであれば、リン循環の不足を何らかの形で補う必要があります。鮭や海鳥を増やすのも一つの手です。それと同時に、人工的な手段でリンを回収する方法も考える必要があります。

人工コンベアとして有望視されているのが、下水道からの回収です。日本では下水に大量のリン分が流れ込んでいます。食料自給率の低い日本は海外から食料や飼料を大量に輸入していますが、その中に含まれているリン分のうち、日本人が食べた分は人糞や垢となって下水道に流され、食べ残した分は生ゴミになる仕組みです。この下水が下水処理場で浄化される際に余剰汚泥が発生し、結構な量のリン分がその中に含まれているのですが、今のところ単に捨てられており、捨て場所に困っているのが現状です。しかしこの余剰汚泥からリン分を回収できると、人工的なリン循環として活用できます。
この下水道からのリン回収技術、テストプラントレベルでは余剰汚泥に含まれるリン分の90%を回収できたという報告もあり、技術としてはかなり有望です。

それ以外には生ゴミの再利用が必要でしょう。食品の中で最もリンが多く含まれているのは魚の骨です。日本では昔から魚の骨が貴重な肥料として活用されていました。特に有名なのは干鰯です。江戸時代の日本でも18世紀ぐらいから菜種と綿花が栽培されるようになると、この二種類の商品作物は土壌中のリンを大量に消費するため、人糞や堆肥では肥料が足りなくなりました。そこで投入されたのが干鰯です。人間が食べるのではなく、肥料のために鰯漁が日本中で行われていました。特に松前藩は豊富な鰯の漁獲量にために(米がとれないにも関わらず)経済的に大繁栄したと言われています。今日魚の骨は生ゴミとして捨てられていますが、もったいない話です。
他にも、例えば食肉処理の際に出る牛や豚の骨にも多量のリンが含まれています。以前この骨は肉骨粉として飼料に再利用されていました。それがBSEのために肉骨粉として再利用できなくなり、現在では処理に困るゴミとして頭痛のタネになっています。
こういった固形の生ゴミをリン肥料として安全に活用できるような再処理技術が望まれます。

干鰯のようにリン資源のためだけに漁業を行うのも考え方の一つかもしれません。エチゼンクラゲを肥料に加工する のもそうした試みの一つです。これも、鮭や海鳥が行っていることを人間が代替してリンを循環させる施策だと言えます。人件費がかかってコスト高になるのは致し方ないところですが、本当にリン鉱石が枯渇したらそういったことも必要になるでしょう。

もっと工業的な観点からは、製鉄所から出る製鋼スラグからリンを回収する という研究も行われています。東北大学なのはさすがですね。鉄鉱石の中には多量の燐酸カルシウムが含まれており、製鋼時にそれが不純物のスラグとして排出されます。これまた現時点では使い道のないゴミとして扱われていますが、諸々の問題が解決されれば、リン資源として活用可能かもしれません。

このように、今の日本はリン資源を無駄に捨てているのが現状で、それらをリサイクルする方法も数多く提案されています。いずれも問題はコストです。農作物は安いのが当たり前であって、そのため肥料にもお金をかけられず、リン回収費の方が高くついてしまうのが実態です。リン資源の価格が高騰を続ければ、導入へのインセンティブとなることが期待されます。
ただその場合でも、今の安いリン鉱石を原料とする場合に比べて、肥料価格が上昇することは避けられないかと思われます。一層のコスト削減は急務ですが、21世紀の我々が「食」にかけなければならないコストは、これからも大きな問題となり続けるでしょう。 </description>
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