Gender
-
女性エンジニアを育てるために
on
2007/01/18 by
, [Gender]
女性 vs IT系職業 2007年版 の続き Joyce Park が、前回の記事に続いて、さらに面白い観察を書いてる 男性エンジニアのほとんどは子供の頃にコンピュータで 遊んだ 経験があるけど、女性の場合はそういう経験自体が少ない プログラミング入門の講座は数学問題や競争ゲームを題材にすることが多いけど、ソーシャルソフト(掲示板とか?)を題材にすれば女性の興味も惹きやすい 女性は「仕事の中で他人を助けられる」ことに強くひきつけられ(例:看護婦)、逆に給料や起業といったものはモチベーションになりにくい プログラミングを独学する男性はコンピュータいじり自体を趣味だと捉えるが、女性にとってコンピュータいじりは単調で退屈な作業に過ぎない 男性には自分の好奇心を追求する一匹狼に憧れるメンタリティがよく見られるが、女性は組織に属して周囲の信任を得るようなキャリアを目指すことが多い ここから Park は、携帯やIMみたいな題材を含めた授業+インターン的なOJTの組み合わせでの女性向け教育環境を提案してる ところがこのアイデアを披露したところ、インターンの受け入れ側となる男性エンジニアから猛反発を食らったらしい 平等参画についてリベラルな立場を取る男性からでさえ、女性初心者エンジニアの面倒なんか見たくない、とか、それってきっと出来の悪いエンジニアを量産する、みたいな反発がひどかったって 確かにそういうメンタリティってエンジニアっていうか頑固職人にありがちな気がするし、だからこそ独学で技能を見につけられた人ばかりがエンジニアになれるって話なのかも でも、看護士になるには理系として物凄い量の知識と訓練がいるのになりたがる女性は後を絶たない って指摘は鋭いと思った エンジニアは直接相手にするのが機械だから、女性から敬遠されるんだと思う duke が オープンソースと雑用と女性 の最後あたりで指摘したことって、案外正解だったのかも
-
女性 vs IT業界 (2007年版)
on
2007/01/03 by
, [Education, Gender, OpenSource]
IT業界に女性が少ない件については前にも 女性 vs IT系職業 って話を書いたけど、 今日 Joyce Park が Venture Beat に書いてた The hidden engineering gender gap って記事がまた面白かった Everyone in professional or Open Source software development has worked with countless male colleagues who are essentially self-taught, lacking all or most formal training in computer science, and in not a few cases bereft of any post-secondary degree whatsoever. (中略) But [...]
-
性風俗産業が無くなったら何が起きるか
on
2006/12/28 by
, [Gender]
性風俗・エロ産業が無くなったとしても性犯罪は増加すまい。増加するのはむしろ男性の自殺ではないか。その理由は、これらの産業がセックスを通じて男性にささやかな自信を与えるという役目を負っているためだ。
-
Audrey Tang
on
2006/03/24 by
, [Gender, Perl]
Pugs の開発者として知られる Audrey Tang の性別はいろいろわかりにくいところみたいで、結城浩さんとこの今日の記事 では女性と言及されてる 言及は女性形で行なうがたぶん正しいんだけど、詳細には 彼女の blog 記事 を読むとわかるように、実は性同一障害だったりする たぶん戸籍上はまだ男性のまま だけど、本人は女性として言及されることを望んでるので、そういうふうに言及するのがいいと思う 名前も、もともとは Autrijus Tang (唐宗漢)って名前だったんだけど、女性っぽく聞こえる Audrey Tang (唐鳳) に改名したとのこと
-
IT Gigolo
on
2006/03/05 by
, [Gender, PC]
最近セックスネタが流行ってるので、便乗して。ってかこれってどうよ。 Sync 誌の Meet the IT Gigolo って記事なんですが、この Ray Digerati 34歳なる人物が WILL FIX COMPUTERS FOR SEXUAL FAVORS つう classified を Craigslist に載せたところ、申し込みが殺到したらしい。うーむなんか Microsoft の広告 を思い出すねい。 しかし Most of the calls I get are for spyware removal and viruses. One girl didn’t even wait for me to finish the virus scan—she just grabbed me and gave me [...]
-
Geek Gorgeous
on
2005/11/11 by
, [Gender]
, bilingual
Geek Gorgeous 2006 calendar says it presents you young ladies who are not only beautiful and stylish, but can also fix your computer, normalize your databases, discuss the advantages of polymorphism, and beat you at Doom.
-
女性 vs IT系職業
on
2005/11/10 by
, [Gender]
Open Source コミュニティに女性が少ないって話を duek が持ち出してたけど、BBC では イギリスのIT企業でも1960年代以降女性は着実に減少し続けているってニュースを伝えてる 調査したのは Toshiba (イギリスの現地法人) らしい 11歳から18歳の女子学生は PC や Internet を使うのが好きで、これを退屈だと感じる割合は僅か4%に過ぎない ところが、じゃあ卒業後の職業としてIT産業を選ぶかと聞くと、8割近くがノーと答えるらしい どうも、男性は「コンピュータの中身がどうなってるか/動作原理がどうなっているか」を知りたがるのに対し、女性はそういう中身の話に興味を持たず、「コンピュータのお蔭で何が便利になるか」にばかり興味を集中させるらしい つまり、アプリケーションを使うエンドユーザにはなるが、アプリケーションの中身を作ることには関心が向かわない、ということ それでもIT業界に就職する女性もいるのだが、やはりどこの国でもIT業界の就労環境というのはあまり素晴らしいものでは無いらしく、24/7 という言葉で語られてる 女性に対してきつい、と言うより、家族持ちに対してきつい、ということらしい 男性は仕事に専念して家庭を顧みなくても許される傾向があるが、女性の場合は風当たりが強い その辺から改善を、というのが結論かな Open Source コミュニティだと、家族持ちに対してはどうなんだろう
-
オープンソースと雑用と女性
on
2005/11/08 by
, [Gender, OpenSource]
少し前にオープンソースと雑用について書き、雑用をしたがる人は少ないという話を書いた。それについてはオープンソースはもはやボランティアではなくビジネスであるとの意見も頂き、それも全く正論なのだが、その一方でボランティアとしての参加も (参加してもらう側および参加したがる側の両方から) 求められており、金だけで全てが解決するわけでないことも事実ではある。 ITmedia/欧州の視点blogに、オープンソースと女性開発者という興味深い記事が載っている。以下抜粋。 Daneseさんの分析によると、「貢献しなくても参加できる居場所をコミュニティに作ることが、女性や途上国の参加を促す」という。ーーでは、貢献しないとして、女性に何ができるのか? これに対して、会場の男性からは「ドキュメンテーションの作業はありあまるほどある。広報的な役割も期待したい」という声があれば、女性開発者からは「ドキュメンテーションはおもしろくない。開発者であるからには、コーディングをしたい」という声も上がる。 まあドキュメント書きが面白くないのは確かであり、この手の話はどうしても「自分でやりたくない雑用を他人に押しつける」方向に行きがちである。 男女の性差について言えば、話を聞かない男、地図が読めない女 はひどい疑似科学本だ。口だけ達者なセミナー講師夫妻が、自分の主張に都合の良い学説だけを摘み食いして書いた、いい加減な代物である。同じテーマであれば、女の能力、男の能力の方が遥かにお勧めできる。ただしこの本の言っていることは「結局のところよくわからないことの方が多い」というものなので、それが事実なのだが、「男と女はここが違う!」と断定されることによって安心を得たい人は読んでも面白くないかもしれない。 もちろん、男性はマシン相手のインタフェースに習熟しがちで、女性は人間相手のインタフェースに習熟しがち、という文化的な習慣付けはあると思う。記事中で挙げられたインドのような国では、その点で異なる習慣付けがあるのかもしれない。 現状のプログラム言語は、コントロールフリーク的性格を持つ人に向いており、多くの文化圏では男性にそういった役割が担われているような気はする。「コンピュータが悩みを抱えており、それをプログラマに相談し、プログラマがカウンセリングしてやると、プログラムが動くようになる/バグが取れる」のような形のインタフェースがあると良いのかもしれない。遠き神々の炎 のような形で。
-
ゲームにおける男女差
on
2005/10/31 by
, [Gender, PC-games]
CNET Japan に 「ビデオゲームは男だけのものじゃない」–米で女性開発者らのイベント開催という記事が掲載された。Austin Game Conference 自体の記事は翻訳しないでおいて、こういう目を引きそうな記事から手をつけるか。いかにも CNET Japan らしい。 ところでこのようなゲームに対する男女差という話になると、お決まりのように「男性は暴力的なアーケード系ゲームを好むが女性はそうでない」というステレオタイプが持ち出される。たしかにそれも間違ってはいないのだが、アーケードゲームにあまり興味がない私には他にもっと重要な差があると感じられてならない。 ウォーゲームなどの戦略系ゲームを好む私とっては、「ストラテジゲームに興味を持つ女性が極めて少ない」という事実が極めて重要だと感じられる。女性のストラテジゲーマーは、アーケードゲーマーよりも遥かに少ない。Civilization でさえ女性にプレイされている光景は滅多に見かけない。なぜだろうか。 女性は一人で深く考え込むようなゲームが苦手なのだろうか。しかしパズルゲームなら女性にも好まれている。また囲碁・将棋の類もそれなりに女性にプレイされている。 ストラテジゲームが女性に好まれない理由は、本当のところ私にもわからない。だが推測を言えば、多くの女性は「不完全情報の環境下で勝利するための戦略を自分で立てる」という社会的な訓練を受けていない、という点が原因ではないかと私は睨んでいる。定式化されたアルゴリズムの反復で解けるパズルなら大丈夫なのだが、自分で戦略を立てるとなると困ったことになってしまうのではないかと。 また戦略を考えるにあたっては「何かを切り捨てる」「何かを諦める」ことが必要となる。勝利するためには犠牲を取る決断が必要なのだ。しかし私の見るところ、管理職経験のある女性 (日本ではかなり少ない) を除いて、一般に女性は「犠牲を出す決断」が苦手である。そういった部分も女性に人気が無い一因なのかもしれない。
-
女子学生の理科系への興味
on
2005/09/14 by
, [Education, Gender]
日経に載った理科系大卒の女性、日本14.4%・OECD加盟国で最低という記事は興味深い 特に以下の箇所 OECDは「各国比較によると、日本の女子学生は15歳の段階ですでに理数系科目への興味を失っている」と指摘。「日本が先端技術などで優位を保つためにも、学校で早いうちから男女差の解消に取り組む必要がある」と提言している。 前半の指摘は全く正しいが、学校での取り組みでこの格差を何とかできるかと聞かれると、直感的に無理だろうという気がする それにしてもなぜ日本の女子生徒は15歳までに理数系科目への興味を失うのだろうか 一つには、日本の女子学生がいわゆる仲良しグループ単位に行動している点が大きく影響していると考えられる 上でいわゆると書いたのは、現実の仲良しグループは必ずしも仲良しとは限らないためだ 女子学生同士の仲良しグループの結束力は、グループ構成員同士での好感よりも、仲間外れにされることへの恐怖に依っているところが大きい 日本以外の国の女子学生にこのような集団行動パターンが見られるかどうかは知らないのだが、とにかく日本の女子学生の集団力学は現実としてそのように動いている この集団行動メンタリティのために、女子学生に理数系科目への興味を持たせることが難しくなっている 彼女たちがある対象に興味を持って行動するかどうかは、個人の好き嫌いよりも、仲良しグループの他の構成員からどのように見られるかに大きく左右されるのだ 女子学生個人に対するアプローチでは絶対失敗するのが目に見えており、仲良しグループを1個まるごと理系に改宗させるようなグループ的アプローチが必要になるのでは