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クリエイターが多過ぎる

written by ultraviolet on

雑種路線でいこうの コンテンツ制作者は是非ともクーデターを を読んで、全くもって正しいと思った。だけどそっから「だから著作権保護強化はダメ」という結論だけ出して終わりなのはもったいない気がするので、もうちょっと考えてみる。

コンテンツ制作者は是非ともクーデターを (雑種路線でいこう)

クリエイターの給与が低いのは、給与が低くても人材供給が途絶えないからであって、クリエイターから搾取する立場にある業界のトップが、権利保護を強化すればクリエイターの給与水準が上がるなんて与太を大っぴらに語るのは如何なものか。

確かに搾取ではあるけど、別の見方をすれば、クリエイターの供給が過多になったせいで市場原理により値崩れが起きてる、てことだよね。権利保護強化で解決できるわけがないのは当然だけど、他の手段をもってしても原理的に解決不可能な気がする。普通の商品だったら値崩れがおきれば参入したがる人が減るので需給が均衡するけど、クリエイターについては創作欲とか 自分の作品を見てもらいたい欲 とかが人間の根源的なところにやっぱりあって、それによって過剰な供給が続くので、均衡点がとても低いところに来てしまう。昔はいろいろ参入障壁があったけど、技術の進歩でどんどん障壁が無くなってきてるからなあ。mara なんぞは、クリエイターが儲かるようなビジネスモデルはもはや不可能で、逆に「自称クリエイターから金をもらって作品を見て批評してちやほやしてあげるサービス」の方をビジネス化すべきじゃないか、とまで言ってるんだけど、まあ確かにそうかもしれん。

池田信夫氏が先日 イノベーションとは発明を製品に結びつける過程であり、発明は自由財だが、イノベーションは稀少だ て話を書いてたんだけど、コンテンツもそうなのかもしれんとかふと思った。コンテンツとは発明のようなもので、コンテンツ自体が金を生むわけじゃなくて、コンテンツからどうやって金を儲けるかという過程としてのイノベーションが重要なんじゃないか、と。コンテンツは自由財だけど、イノベーションは稀少、とかそういう。クリエイターは多過ぎるけど、イノベータは滅多にいない。

Google の AdSense モデルってのは一つの画期的なイノベーションだったと思う。まあでもこれはこれでいろいろ問題もある。その後のイノベーションが最近ちょっと停滞気味だなあ。まあAdSense始まってまだ4年しか経ってないんだけどさ。それでもやっぱ、なんか考えんといかんぢゃろ。JASRAC がイノベーションの対極に位置してるのは明らかだけど、じゃあ他の誰がイノベーション起こせるんだって話になるわいな。真面目な話、広告以外のイノベーションって何かないんかいな。


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