むー、Scientific American って大好きなサイトなんだけど、一昨日掲載された Does the length of a baseball player’s arm affect the distance of his throw? If so, how? には納得しがたい。
腕の短いピッチャーと長いピッチャーだとどっちが速い球を投げられる?
って質問に対して、筋力が全く同じなら という前提の上で、筋力が同じなら短い腕の方が慣性モーメントが小さく角速度が上がり、線速度としても速い球を投げられる
と回答してます。ほんと?
その論理で行くと、ウーメラやアトルアトルみたいな槍投げ器を使うとかえって槍が遅くなってしまうっつう話になってしまような。
トルク÷慣性モーメント=角加速度、っていう原理はわかるけど、それだけでは決まらないんじゃなかろうか。筋肉の収縮速度って上限が決まってて、慣性モーメントが大きかろうと小さかろうとその上限速度を超えることはできない。もちろん角加速度が大きければ上限速度に早く達することができる。けど、ピッチャーがボールをリリースする時点だと、腕が長かろうと短かろうと、すでに上限速度に達してるんじゃないかと思うんですが。
筋肉収縮の上限速度が腕の長さによらず一定だと考えると、腕の長い方が俄然有利になります。角速度が一定なら、接線速度は腕の長さに比例するから。しかも実際は、筋肉収縮の上限速度って筋肉が長いと速くなるから、腕が長いと筋肉も長くて上限速度もいくぶん速いはずで、そうするとさらに腕の長い方が有利になる。
どうじゃろ。この論理のキモは「ピッチャーがボールをリリースする瞬間では腕の筋肉の収縮がすでに上限速度に達しているんじゃないか」っつう点にあるんですが、正しい?

