男性のホモセクシャル傾向は胎児の段階で決まる、しかもそれは母親が何人男の子を産んだかによって影響を受けるらしい、という研究結果が New Scientist に掲載されています。
もともと、上に兄がたくさんいるとゲイになりやすい、という研究結果が2003年ぐらいに発表されていました。兄が一人増えるごとにゲイになる傾向が30%強まる、というものです。この研究結果の解釈を巡ってさまざまな議論があったのですが、多くの研究者は、男兄弟同士で緊密に育つ環境がゲイになる傾向を助長するのでは、という、後天的な影響を考えていたようです。
今回の研究は、養子のように生まれた順番と育った家庭が違うケースに着目し、例えば「男ばかりの兄弟の4番目として生まれたがすぐ養子に出されて一人っ子として育った」ようなサンプルを多数あつめて、統計を取ったようです。その結果、育った環境には関係なく、母親が前に男の子を何人産んでいたか、という点だけがホモセクシャル傾向に強く影響していたそうです。
この傾向がどのようなメカニズムで生じているのかはよくわかりません。しかし最近の研究では、ホモセクシャル傾向は脳の構造によって大きく決まることがわかっていますから、胎児の際の脳の成長の仕方に何か差が生じるのでしょう。
追記 : 2006/06/28
Scientific American にもう少し詳しい記事が載っていました。それによると、考えられるメカニズムとして、男児を妊娠した女性の体で何らかの抗体が生成され、それが次からの男児に子宮を通じて影響を及ぼしているのでは、という可能性が指摘されているようです。


July 18th, 2006 at 12:46
面白いネタ
ちょっと興味深いネタです、古いけど。
*兄の多さとホモセクシャル傾向(Rauru Blogより)
へー。
これってアメリカとかのカトリック原理主義的な国で幅を利かせるかもしれんね。